朝日新聞の論壇時評への寄稿を一冊にまとめたもの。東日本の地震と津波、原発事故直後、社会人2年目〜5年目の頃の論評。
社会が動揺していた当時の源一郎さんの思考を追っていける。
ところで、タイトルにもある「民主主義」。
世間には、帝政だったり、民主主義だったり、全体主義だったりが存在して、
さらに、ちまたでは、AIがデータをもとに政策を決める、なんて新しいアイデアもあるらしい。
たしかに多数決が正しいとも限らないし、50年後くらいがベストになるように計算させて政策を決めるのもいいかもしれない。
そうすると、人間がいなくなっちゃうのかな。
閑散とした成田空港でブッダブランドのリリックを思い出しながら、自分が享受したい生活を考えてみる。
高橋源一郎 著
朝日新聞出版
¥780(税別)
ISBN978-4-02-273614-7
ふつうが何だか気づけよ人間